エッジAIラボ
エッジAIラボ
🎬

AI動画要約

動画ファイルをアップロードするとフレームを自動抽出し、タイムライン付きの要約を生成。映像の内容を素早く把握できるAI動画分析ツール。

ブラウザで実行 — 入力データと通信条件は各デモ内に表示🔴 📦 約260MB⚙️ Florence-2-base + FuguMT翻訳⚖️ MIT / CC BY-SA 4.0

この動画要約ツールの特徴

🎞️

自動フレーム抽出

動画ファイルから指定間隔(1秒〜30秒)でキーフレームを自動抽出。Canvas APIで高品質なサムネイルを生成します。

📋

タイムライン生成

抽出フレームをタイムラインバーとグリッドで表示。各フレームにタイムスタンプを付与し、時系列で内容を把握できます。

🧠

AI自動キャプション(日本語)

Florence-2モデルをブラウザ内で実行し、各フレームの内容をAIが解析。FuguMT翻訳モデルで日本語の説明文を自動生成します。手動での修正・追記も可能です。

🔒

完全ブラウザ内処理

動画ファイルは要約のために外部サーバーへ送信しません。HTMLVideoElementとCanvas APIでブラウザ内処理。

動画要約パイプラインの仕組み

動画→フレーム→キャプション→要約の4段階パイプラインが、すべてブラウザ内で動作します。

1

動画アップロード

ブラウザのFile APIで動画ファイルを読み込み。mp4/webm/ogg形式に対応。HTMLVideoElementでデコードします。

2

フレーム抽出

指定間隔でvideoのcurrentTimeを設定し、seeked イベント後にCanvas APIでフレーム画像をキャプチャ。JPEG圧縮で保持。

3

AI画像理解+日本語化

Florence-2-baseで各フレームのキャプションを生成し、FuguMT翻訳モデルで日本語に変換。すべてブラウザ内で実行(モデルは初回のみダウンロード)。

4

要約テキスト生成

タイムスタンプ付きのフレーム説明を集約し、タイムライン形式の要約テキストを生成。コピーして利用可能。

動画AI トレンド 2026

動画理解AIは急速に進化しています。 以下は2026年時点の主要トレンドです。

マルチモーダルLLMによる動画理解

GPT-4V、Gemini 1.5 Pro、Claude 3.5 Sonnetなどのマルチモーダルモデルが動画の内容理解を実現。フレーム単位の分析からシーケンス全体の文脈理解へ進化しています。クラウドAPIの利用が主流ですが、エッジでの軽量モデル実行も研究が進んでいます。

動画基盤モデル(Video Foundation Models)

VideoMAE、InternVideo、VideoPrism等の動画に特化した基盤モデルが登場。画像モデルでは捉えられない時系列のパターン(動作認識、イベント検出)を学習。ファインチューニングにより、特定ドメインの動画分析に特化させることが可能です。

リアルタイム映像分析パイプライン

NVIDIA DeepStream、Hailo TAPPAS、GStreamer+AI のような映像パイプラインフレームワークが成熟。複数カメラのリアルタイム映像を1台のエッジデバイスで同時処理し、物体検出・追跡・行動認識を実行。エッジAIの主要ユースケースの一つです。

動画生成AIとの融合

Sora、Runway Gen-3、Stable Video Diffusionなどの動画生成AIと動画理解AIの境界が曖昧化。「動画→テキスト→動画」のループにより、自動編集・要約・翻訳などの高度なワークフローが実現しつつあります。

クラウド動画AI vs エッジ/ブラウザ動画AI

観点クラウドAIエッジ / ブラウザAI
処理方式動画ファイルをサーバーにアップロードブラウザ/エッジデバイス内で処理
プライバシー動画データが外部サーバーを通過データは端末内に留まる
コストAPI従量課金($0.01〜/分)初期投資のみ(電気代)
レイテンシアップロード+処理+ダウンロード即時処理(ネットワーク不要)
処理精度大規模モデルで高精度モデルサイズに制約あり
スケーラビリティサーバー増設で無制限デバイス台数に依存
オフライン対応不可(インターネット必須)完全オフラインで動作

活用シーン

動画要約AIは多様な業界・場面で活用されています。

📹

会議録画の要約

オンライン会議の録画から主要なスライド変化を検出し、議題ごとのタイムラインを自動生成。議事録作成の工数を大幅に削減。プライバシー保護のためブラウザ内で処理。

🎓

教育動画のインデックス

講義動画・チュートリアルの内容をフレーム解析でインデックス化。学生が見たい章に即座にジャンプできるナビゲーションを自動生成。LMSとの連携で学習効率を向上。

📷

監視カメラ映像の要約

長時間の監視映像から動きのあるシーンを検出・抽出。1日分の映像を数分の要約にまとめ、確認工数を削減。エッジAIとの組み合わせで異常検知も可能。

🏗️

工事進捗の定点記録

建設現場の定点カメラ映像から日次・週次の変化を検出。工事進捗レポートに必要なキーフレームを自動選定。i-Constructionの工程管理に貢献。

🏥

医療映像の分析

内視鏡動画や手術映像のフレーム解析。重要シーンのタイムスタンプ付き記録で、カルテ作成やカンファレンスを支援。データを院内で処理し、外部送信・外部保管に伴う流出リスクを低減。

🎬

映像制作のプレビュー

長尺の撮影素材からシーン変化を検出し、ラッシュ映像のサムネイル一覧を生成。編集者が素材を効率的に確認・選定するためのプレビューツールとして活用。

今後の開発ロードマップ

フレーム抽出パイプラインを基盤に、以下の機能を段階的に追加予定です。

実装済み

Florence-2 自動キャプショニング+日本語翻訳

Microsoft Florence-2-baseモデルをブラウザ内で実行し、各フレームの内容を自動で説明文生成。FuguMT翻訳モデルとの連携で日本語キャプションを出力。

開発予定

シーン変化検出

連続フレーム間のピクセル差分・ヒストグラム差分でシーン変化を自動検出。均等間隔ではなくシーン変化点でのみフレームを抽出する賢いサンプリング。

検討中

音声テキスト連携

Whisperモデルによる音声認識結果をフレームのタイムスタンプと同期。映像と音声の両方から要約を生成するマルチモーダル要約パイプライン。

検討中

LLMによる要約生成

フレームキャプション+音声テキストをブラウザ内LLM(Phi-3、Gemma 2B等)に入力し、自然言語の要約テキストを自動生成。

使用上の注意とコツ

動画の長さとメモリ

ブラウザのメモリ制約があるため、長時間動画(30分超)は抽出間隔を大きく設定してください。 10秒間隔なら30分の動画で約180フレームになります。

対応フォーマット

mp4(H.264)が最も広く対応しています。webm(VP8/VP9)も多くのブラウザで動作します。 Safari ではwebmの対応が限定的な場合があります。

フレーム品質の設定

フレームは最大640pxにリサイズし、JPEG 70%品質で保存しています。 メモリ効率と品質のバランスを取っています。

抽出間隔の選び方

会議動画: 10〜30秒間隔が適切。スライドの切り替わりを捕捉できます。 アクション動画: 1〜3秒間隔で細かい変化を捕捉。

動画AI・映像分析の導入をご検討ですか?

フレーム抽出からAIキャプショニング、リアルタイム映像パイプラインまで、 エッジAIでの動画処理に関する実装経験に基づいたご提案が可能です。

お問い合わせ(Link Field公式サイト)

運営会社 Link Field のお問い合わせページに移動します

動画AI処理に必要なエッジAI機材

リアルタイム映像処理パイプラインを構築するための推奨エッジデバイスです。

🧰 構成の目安(用途で選ぶ・全部を合算する必要はありません)
最安構成¥35,000

Raspberry Pi 5 + AI Camera(IMX500)。現場の一次検証・PoCに手頃。

安定構成¥68,000

NVIDIA Jetson Orin Nano + AI Camera(IMX500)。複数カメラ・高精度・連続稼働に対応。

価格は目安(変動あり)。下のカードから用途に合うものを選んでください(全点を揃える必要はありません)。

大型構成もっと大きなモデルを本格的に動かすなら(高性能ミニPC)

大きなモデルの生成・推論や複数モデルの常時稼働には、Pi/Jetsonより大容量メモリ・高性能CPU/GPUを積める高性能ミニPCが快適です。

👑 まずこの1台
高性能目安 ¥55,000

NVIDIA Jetson Orin Nano

最大67 TOPSのAI性能。複数カメラの同時処理や高精度モデルの実行に最適なエッジAIボード。

📷おすすめ目安 ¥13,000

Raspberry Pi AI Camera(IMX500)

Sony IMX500搭載のAI処理内蔵カメラ。カメラ側でAI推論を実行し、ホストの負荷が極めて低い。

🖥️定番目安 ¥22,000

Raspberry Pi 5

エッジAIの定番ボード。8GB RAMモデルでAI推論からカメラ制御まで幅広く対応。

🎥目安 ¥5,000

4K Webカメラ(AI対応)

高解像度のWebカメラでAI認識の精度が向上。オートフォーカス・広角対応モデルがおすすめ。

🧠GenAI対応目安 ¥20,000

Raspberry Pi AI HAT+2(Hailo-10H)

2026年1月発売の公式GenAIアドオン。40 TOPS・8GB専用オンボードRAM搭載。hailo-ollama経由でNPU上のLLM推論にも対応(実測はHailo-10Hレビュー参照)。

🧠高性能目安 ¥13,000

Hailo-8L AIアクセラレータ

13 TOPSのAI推論性能。Raspberry Pi 5のM.2スロットに装着してAI処理を高速化。

🔌目安 ¥13,000

Google Coral USB Accelerator

既存のPCやRaspberry PiにUSB接続するだけでAI推論を高速化。4 TOPSのEdge TPU搭載。

※ 上記リンクはアフィリエイトリンクです(購入で当サイトに収益が発生する場合があります)。 価格は目安で、最新価格・在庫はリンク先でご確認ください。構成は用途の一例です。

シェア:

このデモを「実機」で使うには?

実測データで最適な機種を選び、つまずいたら原因→対処をたどれます。

業務への導入を検討中の方へ:このデモのような、入力に近い端末で処理する仕組みの設計・開発相談はLink Fieldへ無料で送れます。

🤝 導入の相談をする