奥行き推定
写真から相対深度マップを生成し、元画像との比較やPNG保存ができます。
QUICK START
使い方
- 1
モデルを読み込む
初回だけ約100MBのモデルを取得します。
- 2
写真を選ぶ
手前と奥が写った鮮明な写真が適しています。
- 3
奥行きを推定する
処理が終わるまでこの画面を開いて待ちます。
- 4
比較して保存する
境界を動かし、配色を選んでPNGを保存します。
画像ピクセルは推論のために外部送信しません。ページ表示、利用状況の計測、未キャッシュのモデル取得には通信が発生します。
深度マップの読み方
色は画面内の相対値
このデモはモデル出力の最小値から最大値までを画像ごとに配色します。別の写真との色の直接比較はできません。
暖色や白ほど出力値が高い
多くの画像では手前側が高い値になります。これはメートルやセンチメートルを示す値ではありません。
境界に注目する
元画像との比較境界を動かすと、人物、車、建物などの輪郭をどこまで分離できたか確認できます。
目的に合うデモを選ぶ
3つのデモは同じものではありません。必要な出力で選んでください。
奥行き推定
写真全体の前後関係を深度マップとして確認し、画像で保存します。
写真の寸法概算 →
写真内の既知寸法を基準に、同一平面上の長さを比例推定します。深度差の警告も確認できます。
物体検出+相対深度 →
物体検出と相対深度を組み合わせ、何がどの方向と深度帯にあるかを表示します。
Depth Anything V2 Small
Depth Anything V2はNeurIPS 2024で発表された単眼深度推定モデルです。このデモはSmallモデルをFP32でブラウザ実行し、写真の各画素に相対的な深度値を割り当てます。
24.8M
パラメータ数
約100MB
FP32モデルファイル
最大512px
入力の長辺
相対深度
出力の種類
精度を確認しやすい写真
適した条件
- ・手前から奥まで複数の距離帯が写っている
- ・被写体の輪郭が鮮明で、明るさが十分にある
- ・道路、廊下、室内など遠近の手掛かりが多い
誤差が出やすい条件
- ・ガラス、鏡、水面などの反射や透過がある
- ・暗所、強い逆光、手ぶれ、輪郭の弱い領域
- ・入力縮小で消える細い物体や小さな段差
限界
- ・出力は相対深度です。実際の距離や寸法は出ません。
- ・前後順序や物体境界を誤る場合があります。
- ・1枚の画像だけでは、カメラの焦点距離や物体の実寸を一意に決められません。
- ・写真ごとに表示範囲を正規化するため、異なる写真の色を数値比較できません。
- ・安全判断、施工検査、測量、医療判断にはこのデモの出力を使えません。
- ・実距離が必要な場合は、カメラ較正、既知寸法、LiDAR、ステレオカメラなどが必要です。
RTX A6000 FINE-TUNING
A6000でファインチューニングすると何が変わるか
A6000を使うだけで精度や統計的有意性が上がるわけではありません。48GBのVRAMを使い、対象現場の画像と正解深度で高解像度学習や複数回の再学習を実行しやすくなる点に価値があります。
改善を狙える領域
現場固有の棚、床、通路、照明、カメラ位置に合わせ、深度の順位、輪郭、欠損しやすい物体への適合を狙えます。
A6000の役割
高解像度入力、十分なバッチサイズ、複数の乱数シードによる学習を実行しやすくします。GPU性能は主に学習時間と試行可能数に効きます。
保証できないこと
正解深度の品質が低い場合や、独立評価用データと学習データが似すぎる場合は、現場での改善を示せません。
汎用モデルとファインチューニングモデルの比較条件
実測前現在は正解深度付きの独立評価用データがないため、改善率と統計的有意差は未検証です。比較時はモデル以外の条件を固定し、次の表で評価します。
| 比較項目 | 汎用モデル | ファインチューニングモデル |
|---|---|---|
| 入力 | 同じ独立評価用画像 | 同じ独立評価用画像 |
| 前処理 | 同じ解像度と正規化 | 同じ解像度と正規化 |
| 推論 | 同じ端末と設定 | 同じ端末と設定 |
| 相対深度の主要指標 | 2点の前後順序正解率 | 2点の前後順序正解率 |
| 実距離モデルの指標 | AbsRel、RMSE、δ1 | AbsRel、RMSE、δ1 |
| 境界評価 | 輪郭付近の誤差 | 輪郭付近の誤差 |
| 再現性 | 固定条件で記録 | 3つ以上の乱数シードを個別に報告 |
| モデル選択 | 検証用データだけを使用 | 検証用データだけを使用 |
相対深度では前後順序正解率を主指標にします。正解深度を使って実距離モデルを学習する場合だけAbsRel、RMSE、δ1を評価します。相対値と未整合のメートル値は同じ表で比較しません。主要指標と実務上必要な最小改善幅を学習前に固定し、同じ独立評価用データに対する差を現場または動画単位で集計します。改善量の95%信頼区間が0を上回り、かつ最小改善幅を満たした場合に、統計的かつ実務的な改善として報告します。独立評価用データはモデル選択に使いません。
A6000は複数の乱数シードで学習し、結果のばらつきを確認しやすくします。統計的な検出力は独立評価用データの量と多様性で決まり、GPUだけでは上がりません。現場、撮影日、動画をまたいだデータ漏れを防ぎ、良い学習結果だけを選ばず全結果を報告します。
RTX A6000の公式仕様現場データで適合評価する
学習前に用途、許容誤差、撮影条件、正解深度の取得方法を決めます。ブラウザデモの見た目だけではファインチューニングの効果を判定しません。
活用事例
画像編集
被写体と背景の前後関係を使い、奥行きに応じたぼかしや色補正のマスクを作れます。
映像制作
2D素材へ視差表現を加えるための下絵として使えます。自然な3D変換には追加の補正が必要です。
ロボット開発の試作
障害物の前後関係を調べる初期検証に使えます。安全制御には測距センサーとの統合が必要です。
現場写真の確認
段差や凹凸が深度マップに現れるかを確認できます。寸法検査や測量の代わりにはなりません。
画像解析の前処理
物体検出や領域分割へ相対深度を加え、画面内の前後関係を判断する手掛かりにできます。
単眼深度の学習
同じ写真を2種類の配色で比較し、単眼画像から推定できる情報とできない情報を確認できます。
深度推定に使えるエッジAI機材
ブラウザで処理の流れを確認した後、カメラと推論端末を組み合わせた検証へ進めます。
Raspberry Pi 5 + AI Camera(IMX500)。カメラ側でAI推論する分ホスト負荷が低く、まず試すのに最適。
NVIDIA Jetson Orin Nano + Webカメラ。GPUで複数カメラ・高精度モデルも安定処理。
価格は目安(変動あり)。下のカードから用途に合うものを選んでください(全点を揃える必要はありません)。
大きなモデルの生成・推論や複数モデルの常時稼働には、Pi/Jetsonより大容量メモリ・高性能CPU/GPUを積める高性能ミニPCが快適です。
Raspberry Pi AI Camera(IMX500)
Sony IMX500搭載のAI処理内蔵カメラ。カメラ側でAI推論を実行し、ホストの負荷が極めて低い。
Google Coral USB Accelerator
既存のPCやRaspberry PiにUSB接続するだけでAI推論を高速化。4 TOPSのEdge TPU搭載。
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